多くのアーク溶接法がある中で、マグ溶接が大部分のロボット溶接施工に使用されている理由
- 溶接トーチが小型で、付属物が少なく、ロボットに搭載しやすい
- アーク及び溶接金属のシールド方式が簡便(ガスを流すだけであり、サブマージアーク溶接のようなフラックスの散布・回収作業が不要)
- ソリッドワイヤを使用すれば生成スラグ量が少なく、スラグ除去作業が不要
- 溶接材料(ワイヤ、シールドガス)の送給操作(開始及び停止)を遠隔、自動で行える
- 外部からワイヤ、溶接線周辺が見え、センサ(タッチセンサ、アークセンサなど)を利用しやすい
- 全姿勢溶接が可能である
- 溶接方向やトーチ角度を変えやすい
- アーク発生を自動で容易に行える(例えばサブマージアーク溶接のように、スチールウォールの使用等で、人が介在する必要がない)
- オフラインティーチングが利用できる
- 連続で多層溶接が容易にできる