2025-06

溶接材料

ワイヤの種類

ワイヤの種類シールドガス主な適用鋼種引張強さシャルピー吸収エネルギーYGW12炭酸ガス軟鋼および490N/㎟HT鋼490-670Mpa27J(0℃)以上YGW15混合ガス(アルゴンと炭酸)軟鋼および490N/㎟HT鋼490-670Mpa47...
溶接欠陥

ソリッドワイヤを用いるマグ溶接施工で生じるポロシティ(ブローホール)、ピットなどの発生原因

原因①開先面に付着した油、さび、水分など対策①開先面の油、塗料、赤さび、水等を洗浄、研磨や加熱作業などで取り除く原因②風によるシールドガスの乱れ対策②衝立、シートなどで防風対策を行い、トーチ近傍の風速を低減する原因③ノズル内スパッタ付着によ...
溶接法

マグ溶接と被覆アーク溶接の具体例(比較)

40mm厚のSM490の下向き突合わせ溶接を、ソリッドワイヤを用いてマグ溶接を行う場合、被覆アーク溶接で行う場合に比べて施工上どのような長所、短所があるか【長所】大電流条件を適用でき高能率に作業できる高電流密度で溶着速度を大きくできる溶け込...
溶接欠陥

炭素鋼の炭酸ガスアーク溶接

炭酸ガス(CO2)は高温のアーク熱にさらされると、遺産化炭素(CO)tp酸素(O)に分解される。生じたCOは還元性のガスとしてシールド効果を発揮する。一方、溶融池では酸素を取り除くため、合金元素による脱酸反応が利用されている。 反応により生...
溶接法

マグ溶接 metal active gas welding(MAG)マグ溶接

ミグ溶接およびマグ溶接は、自動送給される細径ワイヤと母材との間にアークを発生させて溶接する方法特徴active gas = 活性ガス であり、シールドガスにCO2とアルゴンの混合ガスを利用する事が多い被覆アーク溶接に比べ、低温割れの防止に優...
切断

レーザー切断

レーザー切断は光エネルギーを用いた切断方法で、炭酸ガスレーザーやYAGレーザー、ファイバレーザが熱源として採用されている。 この中で、炭酸ガスレーザーは波長域から見れば赤外(遠赤外)域に位置するYAGレーザーでは、一般にファイバ伝送方式が採...
溶接法

レーザー溶接

発振器で作られた波長と位相がそろった光(レーザー光)をレンズで細く絞って照射することによって、母材を加熱・溶融させて接合する方法である近年は、YAGレーザーやファイバーレーザーのように波長が1.06μm程度のレーザー光がよく利用されている波...
力学

許容応力

許容応力の選択継手に引張応力が作用する場合の許容応力は、完全溶け込み開先溶接の場合と、すみ肉溶接の場合で取り扱いが異なっている完全溶け込み開先溶接 ⇒ 垂直応力(引張/圧縮)の許容応力で計算するすみ肉溶接 ⇒ せん断応力で計算する(引張応力...
評価試験

強度計算 引張試験

引張試験丸棒引張試験で測定される降伏比は、降伏応力/引張強さである丸棒引張試験で測定される一様伸び(均一伸び)は、最大荷重時の公称ひずみ(JISではその塑性成分)である許容引張応力:部材が許容できる引張応力度の値許容せん断応力:部材が許容で...
安全衛生

高所作業

高所作業高さが2m以上の高所でアーク溶接を行う場合の注意事項安全に昇降するための設備を設ける服装を整え、必ず安全帯(安全ベルト、命綱)を使用する墜落防止ネットを張る作業を安全に行うために必要な照度を保持する周囲の状況をよく把握して、危険な動...