溶接欠陥

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溶接欠陥

低温割れ

低温割れは熱影響部、溶接金属に溶接終了後、数分あるいは数日経過して発生する割れで、300℃以下で発生するとされるが、ほとんどの場合50℃以下である。要因次の3つの要因を満たすときに生じる溶接部の硬化組織溶接部の拡散性水素引張応力他特徴焼入れ...
溶接欠陥

ステンレス鋼の腐食におけるHAZ腐食

1. はじめにステンレス鋼は優れた耐食性を持つ材料であり、その特性は不動態皮膜(主に酸化クロム)によって支えられている。しかし、ステンレス鋼に溶接などの熱的負荷が加わると、その局所に組織変化が生じ、腐食に対する抵抗力が低下することがある。こ...
溶接欠陥

ステンレス鋼の腐食における溶接金属腐食とは

1. はじめにステンレス鋼は不動態皮膜によって優れた耐食性を示し、化学装置、食品機械、建築、船舶、医療分野など広範囲に利用されている。しかし、ステンレス鋼の構造物は多くの場合、溶接によって接合されるため、溶接部に特有の腐食トラブルが発生する...
溶接欠陥

ステンレス鋼の効能腐食における母材腐食とは

1. はじめにステンレス鋼は、その優れた耐食性から広範な産業分野で使用されている代表的な金属材料である。化学プラント、食品製造、医療機器、建築構造物など、腐食が許されない環境下において信頼性の高い材料として評価されている。その耐食性の主な要...
溶接欠陥

ステンレス鋼の腐食減少

腐食形態HAZ腐食(I)溶接部の鋭敏化オーステナイト系ステンレス鋼におけるCの溶解度は温度の低下とともに、急激に減少する。そのため、溶接熱サイクルにより熱影響部でCが鋼中の原子と結合して粒界にCr炭化物を生じるCr炭化物が生じた近傍の粒界で...
溶接欠陥

再熱割れ

再熱割れHT780級高張力鋼やCr-Mo高温用鋼などの厚板溶接継手に対して溶接残留応力除去のため、溶接後550-700℃で溶接後熱処理(PWHT) を行うと、時折始端部から粒界に沿って割れが発生することがある。これをSR割れまたは再熱割れと...
溶接欠陥

ソリッドワイヤを用いるマグ溶接施工で生じるポロシティ(ブローホール)、ピットなどの発生原因

原因①開先面に付着した油、さび、水分など対策①開先面の油、塗料、赤さび、水等を洗浄、研磨や加熱作業などで取り除く原因②風によるシールドガスの乱れ対策②衝立、シートなどで防風対策を行い、トーチ近傍の風速を低減する原因③ノズル内スパッタ付着によ...
溶接欠陥

高温割れ アルミニウム合金

アルミニウム合金アルミニウム合金のアーク溶接では高温割れを発生しやすいが、その対策として母材にCrを添加して結晶粒を微細化する方法が有効であるアルミニウム合金における高温割れ(ホットクラック)アルミニウム合金は軽量で加工性に優れ、輸送機器、...
溶接欠陥

高温割れ オーステナイト系ステンレス鋼SUS304

オーステナイト系ステンレス鋼SUS304高温割れ(凝固割れ)に影響する材料学的因子は、⇒溶接金属の組成⇒凝固形態⇒溶接材料と母材の化学成分⇒希釈率⇒(デルタ)フェライトオーステナイト系ステンレス鋼SUS304の高温割れの原因は、P、S、Si...
溶接欠陥

ステンレス鋼の高温割れ

ステンレス鋼の高温割れオーステナイト系鋼は、完全オーステナイト系と準安定オーステナイト系に大別され、凝固がAモードとなる完全オーステナイト系の方が高温割れ感受性が高い凝固過程後期に低融点相の生成を助長して割れ感受性を増大させる、P、S、Si...
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