評価試験

CCT図

特徴鋼材の溶接熱影響部の組織を評価するために、1350℃の温度近傍に加熱・保持後、数々の速度で冷却したときの変態過程を示したCCT図が求められており、 この図と溶接時の冷却速度から最高硬さを示す部位の組織を予測することができる粗粒域のミクロ...
溶接法

自動化し易い溶接法

多くのアーク溶接法がある中で、マグ溶接が大部分のロボット溶接施工に使用されている理由溶接トーチが小型で、付属物が少なく、ロボットに搭載しやすいアーク及び溶接金属のシールド方式が簡便(ガスを流すだけであり、サブマージアーク溶接のようなフラック...
アーク

アーク長

アーク長は、アークの両端間の距離のことです。ワイヤの出ている部分を突き出し長さと言います。
アーク

アークの性質

アーク電圧の構造アーク電圧は、陽極前面部での陽極降下電圧と陰極前面部での陰極降下電圧及び中間のアーク中部分でのアーク柱電圧からなっているアークへの供給電力アークへの供給電力は、アーク電圧と溶接電流との積で与えられるが、この発生熱の一部は大気...
アーク

アーク

ワイヤの溶融速度は、アークから供給される熱と、ワイヤ中を流れる電流による抵抗発熱(ジュール熱)によって決定される前者はほぼ溶接電流(アーク電流)に比例し、後者は溶接電流の二乗に比例する後者にはワイヤの抵抗(固有抵抗)と径(太さ)及び突き出し...
安全衛生

アーク溶接における安全衛生 その他

いろいろと補足、特記日本産業衛生学会は空気中の許容オゾン濃度を0.1ppmと定めている日本産業衛生学会は空気中の許容CO濃度を50ppmと定めている酸素欠乏症など予防規則による酸素欠乏とは、空気中の酸素濃度が18%未満の状態をいう粉塵暴露を...
安全衛生

アーク溶接における安全衛生 狭あいな場所

狭あいな場所での作業でのリスクと対策炭酸ガスによる酸欠⇒空気中の酸素濃度を18%以上に保つように換気をするか、もしくは空気呼吸器の使用、送気マスクの着用を行う溶接ヒュームによるじん肺⇒同上、および局所排気装置、防塵マスクの使用。ならびに定期...
安全衛生

アーク溶接における安全衛生 遮光保護具の遮光度

遮光保護具はJIS T 8141によって、遮光度番号が制定されている。被覆アーク溶接で、溶接電流が75Aを超え、200Aまで:9、10、11被覆アーク溶接で、溶接電流が200Aを超え、400Aまで:12、13ガスシールドアーク溶接で、溶接電...
安全衛生

アーク溶接における安全衛生 有害光

アーク溶接で発生する有害光アーク溶接で発生する有害光が関係する健康障害、電機性眼炎、紫外眼炎、角膜炎、結膜炎、白内障、網膜障害である急性障害:電機性眼炎、紫外眼炎、角膜炎、結膜炎慢性障害:白内障、網膜障害有害光ばく露防止の為の作業環境対策と...
安全衛生

アーク溶接における安全衛生 金属熱

金属熱セルフシールドアーク溶接が最もヒューム発生が多い金属熱の症状  ⇒溶接ヒュームを多量に吸引して数時間程度で起きる一過性の症状。発熱、全身のだるさ、関節痛、さむけ、呼吸や脈拍の増加、吐き気、頭痛、せき、黒色たん、発汗などの症状がみられる...